イベント

2021.09.01

第5回動的エキシトン若手セミナー

2021年9月1日(水) 15:00~17:00オンライン開催
聴講を希望する方はこちらよりお申込みください。
https://forms.gle/1U36D6RfDppuHmAe8

講演1 15:00~15:50
講演者:作田 絵里(長崎大学 准教授)
題目:「ドナー・アクセプター部位を有する金属錯体の創出とその可能性」
要旨:我々はこれまで、アリールホウ素化合物を電子アクセプターとして利用した、様々な有機化合物よび遷移金属錯体の創出を行ってきた。アリールホウ素化合物はホウ素原子上に空のp軌道を有することから、光励起状態において分子内電荷分離状態を引き起こすことが出来る。本講演ではこれまでに報告してきたアリールホウ素置換基およびドナーとしてアミノ基を有する遷移金属錯体の紹介と問題点について述べる。

講演2 16:00~16:50
講演者:三ツ沼 治信(東京大学 助教)
題目:「光増感分子触媒を利用したC-H変換反応の開発」
要旨:有機分子中に含まれるC-H結合の直接的な変換反応は安価でありふれた分子を高付加価値の分子に変換できる夢の反応として注目されてきた。本セミナーでは、C-H活性化反応の発展の歴史をまとめると共に、講演者が最近開発した、光増感分子触媒を利用したC-H変換反応を紹介する。