イベント
2022.09.22
第13回動的エキシトン若手セミナー
2022年10月19日(水) 15:00~16:50オンライン開催
聴講を希望する方はこちらよりお申込みください。
https://forms.gle/AyEkeL9QrUrLDoJT8
講演1 15:00~15:50
講演者:嘉部 量太(沖縄科学技術大学院大学 准教授)
題目:「有機材料中の電荷蓄積とその光機能」
要旨:有機太陽電池においてよく知られるように、電子ドナーとアクセプター界面では、光吸収によって電荷分離が生じる。太陽電池ではこれら電荷を電極から取り出すが、材料や組成を工夫することで電荷を有機材料中に保持することも可能となる。 有機材料中に保持された電荷を利用することで、蓄光発光や熱刺激発光、光刺激発光といった、有機材料ではこれまで困難であった光機能を実現した。
講演2 16:00~16:50
講演者:三代 憲司(金沢大 准教授)
題目:「環状カルボニル化合物を利用する光反応の開発」
要旨:光反応は有機合成化学だけでなく生化学等の分野でも広く活用されており、用途に応じた多様な反応の開発が求められています。我々はこれまでに、シクロプロペノンの光分解により高反応性のアルキンを系中で発生させて化学反応に利用する手法を開発してきました。本講演では、これまで開発してきたシクロプロペノン誘導体の物性と反応性について、及び最近見出した環状カルボニル化合物を利用する新規光反応についてお話しします。