イベント

2023.12.05

第20回動的エキシトンセミナー

2023年12月21日(木) 16:00~17:00オンライン開催
聴講を希望する方はこちらよりお申込みください。
https://forms.gle/yNCHrrGxtbTnX8gy7

講演1 16:00~16:25
講演者:生駒 忠昭(新潟大学・教授)    
題目:「電子スピン共鳴法によるヘプタセンジケトン光反応の研究」
要旨:可溶性ヘプタセンジケトン (7A-dk) は、狭い禁止帯をもつ有機半導体の構成要素である不溶性ヘプタセン (7A)の光前駆体となるため、その光反応に興味がもたれている。そこで我々は、A01班の山田らと共に、光学測定および電子スピン共鳴法を用いた7A-dkの光反応研究を開始した。これまでに得られた結果から、7A-dkの光反応初期過程は媒質に著しく依存して、脱カルボニル化や電子移動や水素移動を示すことが分かった。

講演2 16:25~16:50
講演者:秋山 みどり(京都大学・助教)    
題目:「全フッ素化カゴ型分子の合成と利用」
要旨:フッ素ガスを用いた液相直接フッ素化法を用いると,有機化合物の全てのC-H結合をC-F結合に変換できる。講演者は第7回動的エキシトンセミナーにおいて,フッ素ガスを用いた液相フッ素化反応による全フッ素化キュバンの合成およびその電子受容性の検証について紹介した。本講演では,全フッ素化キュバンとその誘導体に関する研究展開および,全フッ素化アダマンタンを有する機能性分子の開発について紹介する。